

2025.6.16
今朝のスライゴーは快晴。
宿のサンルームで朝食をとる。ゴージャスで綺麗に掃除されたサンルーム。共用の小さな冷蔵庫とコーヒーコーナーがある。
このB&Bはスライゴ―から北に20分ほど車を走らせたところにある、モニーゴールドという小さな集落のなかにある。そのまままっすぐゆけばスライゴ―からドニゴールまでいける一本道の道沿いにあるB&Bだ。道の向こうにはベンバルベンがどーんと見える立地。
オーナーは奥さんのパトリシアさんと夫のマシューさん。この旅で、家族で営むB&Bに一度は泊まってみたいと思っていたので、うれしい。
室内は、上品でゴージャス。バックパッカーの我々には、ちょっと場違いかも…?!

昨日の長距離移動の疲れを癒すため、今日は近場をお散歩することにした。
というのもあるが、実を言えば、宿からバス停までが15分ほどかかること、そしてその道が、ここはハイウェイなのか?!というくらい車が飛ばすので、子連れでバス停まで歩くのがちょっと怖いということもあった。
パトリシアさんに歩いて行ける海辺を教えてもらったので、そこに行くことに決めた。
お礼を言って部屋に戻ろうとすると、パトリシアさんは近隣の地図を持ってきて、
「バスでスライゴ―市内と逆に少し行けば、素敵なビーチととっても美味しいアイスクリームショップがあるから!子供たちをそこに連れて行ってやりなさいよ」としきりにすすめてくれる。
マラグモアMullaghmoreにあるアイスクリームは本当に美味しいのよ、と。
そして二言目には「ていうか、あなたたち、なぜNO CARなのー」と。
スライゴ―に、そしてこの宿に、あんたたち何しに来たの?!と言わんばかりだ。
あはは。変な日本人家族家族でごめんなさい。
(※ちなみに、帰国後知ったが、MullaghmoreのPaddys Placeというお店のアイスは、アイルランドいちの呼び声高いらしい)
そんな様子を見ていたかどうか知らないが、ご主人、マシューさんがベビーカーを貸してくれた。
年季の入っているやつだ。もしかしたら、マシューさんの子どもが使っていたものかもしれない。
「スライゴの中心地まで持って行ったっていい。居る間ずっとつかっていいよ」と。ありがたい。
パトリシアさんいわく、うちの末っ子と同い年のお孫さんがいるとのこと。
「あなたの子どもはおとなしいのねえ!うちの孫なんて、いつもキーキー言ってるわ」とのこと。
元気が良くて、ズバッともの言うパトリシアさん。寡黙で大型犬のような雰囲気のマシューさん。
まるで、魔女の宅急便の、オソノさんとご主人のよう。
お礼を言って、歩いて行ける海辺を目指した。


紹介してもらった海辺は、海というよりも、入り江だった。
砂浜ではなく、石の浜だ。
あたりは人っ子ひとりおらず、とても静か。
座ってじっとしていると、もうろうとするような、ねむくなるような不思議な感覚で
入り江の向こうにある別の世界にいざなわれそうだった。

子どもたちは、クラゲやちいさな生き物を見つけたり、貝殻を探したり
思い思いに遊び始めた。
私はというと、夫にテルミーをかけていた。日本からお守り代わりに持ってきたイトオテルミーの温冷器。
ここまでやっている暇もなかったが、きょうののんびりデーにぴったり。実はこの旅始まって、ずっと頭痛がひどい夫(慣れない環境で毎日ヒヤヒヤしているからだと思う)。テルミーのお灸のような香りは、日本を思い出させるようで、少しはホッとしたようだった。

この静かな入り江と、住んでいる人たち以外は誰もとおらなそうな名もない農道、が
私たちはとても気に入った。アイルランドの素朴な田舎の風景は、とても素敵でどれだけ歩いていても飽きないし
それにここを家族で散歩していると、まるでここ、モニーゴールドに住んでいるような錯覚を覚える。
妖精たちがそこここで私たちの気配をうかがっているような、妖精の家や、妖精が夜中ダンスをしていそうな、たっぷりとした緑の空き地がたくさんある。
しずかで風がそよぐ音と牛の鳴き声、鳥たちのはばたきしか聞こえない。
子どもたちは石垣に生い茂るまだ赤くてかたいブラックベリーをつまんでは「すっぱーい」と言って喜んでいる。

そして、ベンバルベン!
そう、ここモニーゴールドに、ベンバルベンをみに我々はやってきたのだ。
晴天のベンバルベンは雄大で、わたしはこの山がすっかり気にってしまった。

ベンバルベン、登ることもできるのだそうだ。いつか登ってみたい。
さて。
ベンバルベンを眺めながら、来た道とは別のルートを通って
お隣の町、グレンジGrangeにあるスーパーマーケットへ。
SuperValusス-パーバリューという、アイルランドのスーパーらしい。
入ってすぐのところに、ベーカリーコーナーがあって、たくさんのソーダブレッドが並んでいた。いままで行ったどのスーパーよりも、ソーダブレッドのしなぞろえがたくさん。
お気づきだろうか。一番上の段に、醤油が!キッコーマンさん、すごいなあ。
アジアの調味料も品ぞろえが良い。色々買い込みたいが、ちょっと重いのでここは吟味、吟味。
日清のカップヌードルも!(二段目)
「Soba」とラベルにあるので、これはラーメンというより焼きそばな感じなのかな?それともただ日本語のソバ、を名前に冠したラーメンということだろうか。
そして、お気づきだろうか。三段目、四段目の中国製のカップラーメンより、日本のカップラーメンは割高だった。
(Sobaが3.1€、KOKAが1.79€。)
KOKAのカップラーメンはどのスーパーでもよくおいてあった。一度食べてみたが、やはりカップラーメンは日本のものが美味しいと思う。
そんな風に店内を物色しながら食材を選んでいると、
小さな男の子をカートに乗せた、30代くらいの女のひとが日本語で声をかけてくれた。
日本人の方で、アイルランド人の方と結婚し、ここグレンジにすんでいるそうだ。
「このスーパーで日本人に会うのは珍しいから、声をかけちゃいました」と嬉しそうに話してくれて
「私は静岡出身です」と言っていらした。
カートに乗った5歳くらいの男の子はとっても元気で、ヤー!とかワ―!とか言っていた。可愛いな。
スライゴ―を楽しんでいってください、と笑顔で言ってくれた。
素敵な出逢いに感謝。
◎おまけ
そろそろ手持ちが減ってきたので、末っ子のオムツも購入。
今回もSuperValuオリジナルのオムツを。キリンの絵がプリントされていてかわいかった。


ベビーミールコーナーでみつけた赤ちゃん用おやつ。
お米でできているポン菓子!しかも砂糖の代わりにリンゴジュースで味付けされている。
いいものをみつけた。末っ子のために購入。
パトリシアさんに廊下で会ったので、
「教えてもらった海辺、素敵でした。ありがとう」と声をかけると
「アイスクリームを子供たちに食べさせてあげるのよ」と念をおされたのだった。笑
