2025.7.20
ドラムシャンボ、ホームステイ先で目覚めた朝。一階のダイニングに降りて行くと、ウォルフさんがコーヒーを、パムさんがアイリッシュブレックファストの用意をしていてくれた。
朝食付きだとはきいていたが、朝から作りたてのアイリッシュブレックファストを用意してもらえるとは思っていなかったので嬉しい。
明日から始まるジョームーニーサマースクールの期間中、多くのひとがこの町を訪れる。
期間中、ドラムシャンボ内外のお家の方が、宿泊場所不足を補うために有志で各々のご自宅に、もしくは自炊できる離れや別宅に、有償でスクールにかよう人々を受け入れるのだそうだ。
私たちは五人家族ということもあって、なかなかホームステイ先が決まらずにいた。
でも、「ウチはいっぱいだけれど、どこそこのパブの2階のB&Bにまだ空きがあったよ」とか「私の家はいっぱいだけれど、友人ならあなたたち家族の泊まれる位の大きさの部屋を持っているよ」とか
親切な方が他の人を紹介してくれて、
そして、我々は、ジュリアさんから紹介されたパムさんのお宅に今回お世話になっている。
ケンケンパ、をするようにして出逢ったパムさんのお家は、ドラムシャンボの中心地から歩いて10分ほどの住宅街の中の一軒家。
スクールの会場である中心地にも歩いて行ける距離で、我々にはとてもありがたかった。
今日は、日曜日。
午後には、運河に近いコミュニティーホールで明日から始まるサマースクールの受付が行われる。
ウォルフさんに、コミュニティーホールの場所を教えてもらい、紙の地図ももらった。
昨日ウォルフさんに紹介してもらった道をあらためて通りながら、ドラムシャンボ散策も兼ねて
散歩に出かけた。
町の中心地、ハイストリートに入るとすぐにあるカフェ。
この日はお客さんが誰もいなかったが、翌日からのスクールが始まると
テラス席で冷たいカフェオレを飲んでお喋りしているおばちゃんたちが居て、お洒落だったなあ。


ハイストリートに戻って…
パブやテイクアウトのお店、薬屋さんなど小さな商店が軒を連ねている



町はのんびりとしていて、ぽつ、ぽつと歩いている人を見かけるくらい。
昨日ウォルフさんが町を案内してくれた時に言ったコメントで印象的だったのが
「サマースクールの時だけ、ドラムシャンボは目を覚ます。それ以外の時は眠っている」
だった。
「サマースクールが始まると、毎朝道は大渋滞するよ。今の、このサマースクールが始まる前の雰囲気を覚えておいて」
と、昨日彼は、いたずらっぽく笑っていた。
そうか…、じゃあ、この歩く人のまばらで、商店もお休みが多い(日曜だから?)静かな雰囲気を覚えておこう。
参加証明のリストバンドを受け取りに行くのは、街のはずれのホール。
歩いて向かっていると、道には健康器具のようなものが。子供たち、チャレンジ!


湖に到着。周りは緑地になっていて、気持ちがいい。
公衆トイレと、充分な広さの駐車場があって、駐車場には大きなキャンピングカーが何台か泊まっていた。
ここのベンチで我々は今日のピクニックランチ。
のんびりしている間に、キャンピングカーから何度か人が出入りしているのが見えた。
ちょっとヒッピーっぽいおじさん、ショートヘアでクールな感じの女の人、がっしりした体つきのおじさん…などなど。
みんな楽器を持っている。明日からのスクールに通うか、セッションをしに来たか、とにかくキャンピングカーで寝泊まりしながら、きっと明日からの一週間を楽しむのだろうなと思った。
緑地のベンチでは、キャンピングカーの人たちが、ギターとティンホイッスルでセッションをしていた。


大きなコミュニティセンターで行われる参加証明の受付は、とても混んでいた。
色んな国の子供達、大人たちが列に並んでいる。一緒に散歩してきた家族に、行ってくるねと声をかけて列に並ぶ。
私の前には、7歳くらいだろうか、髪の毛に綺麗なピンク色の付け毛をした女の子がお母さんと並んでいた。
受付が始まる。
受付の横には物販コーナーもあって、サマースクールのロゴが入ったTシャツやトレーナーが、どんどんと売れていっている。
私は先に講習費を支払ってあったので、支払い済の列に並んだ。自分の番が来て、名前を言うが、受付のお姉さんは怪訝な顔。リストを見ながら、もう一回言って?という。自分の名前を言う。えー?とリストを繰るお姉さん。もう一度名前を言う。えーー?どれ?の反応。私もリストをのぞき込むと、十人目くらいにローマ字で自分の名前があった。
「これです」とゆびさすと、「ああ、これね」と言って、私の名前を彼女は読み上げた。それがなんだか違う人の名前みたいに聞こえたのだ。不思議な感覚…(だ、大丈夫か?!私の英語力)
ともかく、リストバンドをもらい、翌日からの授業会場が書かれたリストを受け取り、退室した。
家族には、センターをでてすぐの芝生で座って待ってもらっていた。
リストバンドを受け取って戻ってみると
子供たちが「さっき日本人らしい人が入っていたよ」と言う。
夫も「メールで問い合わせしてくれた方ですか?って、日本語で声をかけてもらったんだけど…」と。
あ、これはもしかして?!
脳裏に、この旅の出発前に送った数通のメールが思い出された。
そのまま入口でじっと待っていてみると、ロウ妙子さんと、明日からのサマースクールに参加する予定の皆さんの一行が出てきた。ロウさんですよね?と声をかけ、お世話になったお礼を伝える。
そう、Homestay
Irelandを主宰するロウ妙子さんには、この旅が始まる前に、メールで色々と教えていただいた。ロウさんの元で宿泊するホームステイプログラムは、私たちのバックパッカー予算では叶わず断念したが、それにもかかわらずとても丁寧にいろんなアドバイスをいただいた。
旅が無事終えられたら、お礼のメールを入れたいと思っていたので、まさかその前に直接お会いできるなんて!
とても嬉しかった。ロウ妙子さんの気さくな人柄にも惹かれた。


帰り道は、ウォルフさんに教えてもらった
運河に沿って歩ける遊歩道をあるいて帰宅。
車が入れない小径で、隣にはのどかな運河、道の上には木々のカーテン。
ウオーキングをしている人以外とはすれ違わない、隠れ家のような静かな小径。

子どもたちは、ラズベリーに夢中!
この旅で、ブラックベリーはたくさん食べてきたが
ここにきてはじめて出逢ったラズベリー(昨日の散歩のときに、ウォルフさんがラズベリーを教えてくれたのだ)。
摘みたてのラズベリーは、宝石のように赤くキラキラ輝いて、そしてとてもジューシー。
子どもでなくとも、夢中になってしまいそう。
